SIGMA APO 50-500mm F4-6.3 の分解・清掃(レンズのカビ除去)
Nikon D7000という中古一眼レフを買ってカメラを始めたのは5〜6年前。今まで子供の学校行事や家族旅行。たまに星空、花火などの観光PR素材写真などを撮ったりして楽しんでました。
この程、子供の運動会で出会ったプロカメラマンのお父さんがこのレンズを使っており、おススメとのコトで、物色していましたところ、ヤフオクに激安な中古品が出品されてましたので、32,000円程でゲット(^^)
14年程前に発売開始のレンズですが、当時海外のカメラファンからは「BIGMA(BigなSIGMAのレンズ)」という愛称で呼ばれるほどの人気を誇っています。既に2010年頃には後継モデルも投入され、今はそれすら販売が終わっております。今でも程度のイイものは50,000〜60,000円で取引されてます。
さてさて、私のゲットしたBIGMA ちゃんは、何故こんなに安いのか?商品説明によると撮影には影響無いけど、レンズにカビが混入・付着しているとのコト。
でっ、商品到着。
すぐに前群レンズを分解清掃にチャレンジしてみました!
の前に、とりあえず愛機Nikon D7000に装着した雰囲気を・・・。
第一印象としては、「デカっ。重!」
でも、超カッコイイ〜(^^)
カビの様子は撮り忘れちゃいましたが、レンズに点在してて、ほっといたらどんどん広がって、撮影に影響が出そうな程でした。
さて、先ずは、精密ドライバーとラジオペンチで、レンズ先端のビスを6本外していきます。
ズームを500mmまで伸ばし切って作業すれば、何とか精密ドライバーでビスを外せそうです。
ビスがめちゃめちゃ硬く締まってますので、精密ドライバーを押さえながら、ラジオペンチでドライバーの柄を回して何とか外せる感じです。
ビスを6本外すと、前群レンズが分離されます。その時に、どの向きで外したのか?それと、パッキンというか、ワッシャー的なものがあるので、その向きとはめ込み順序だけは復元する時の為に忘れないように!
こうして分解した後、
先ずはブロアーで充分に吹いてから、無水エタノール、マイクロファイバーのメガネ拭き、綿棒でレンズをお手入れ。
そしてまた、せっかくバラしたのでレンズ内部もブロアー吹き吹き。
で、キレイになったら、ホコリが入らないように注意して復元です。
へへへっ(^^)プロカメラの機材みたい。
なんてニヤついてしまいます。
俺、カメラのレンズ分解するの初めてだったのですが、何とか無事に復元が終わりました。最後に室内ですが、AFがキチンと動くのか?チェックして終了!後日、時間があったら、カメラ側のピント微調整をすれば完璧かと思います!
ちなみに、このレンズのAF、思ったより速いし静かです。
さあ、これで子供の運動会も、部活も、そして飛行機も、撮りまくってやるぜ〜!
これは、iphoneにて撮影
では、最後にレンズの情報をメモ。
SIGMA 50-500mm F4〜6.3 EX APO DG/HSM (NIKON AFマウント)
発売日:2005.05.27 (購入時の14年前)
後継モデル(OS(手ブレ補正)付き)の発売は2010.3月
重量:1840g
フィルター径:86mm
レンズ構成:16群20枚
最短撮影距離:1m
サイズ:最大径95×長さ218.5mm
希望小売価格:165,000円(税別)
APO
apochromaticの略称。球面収差や色収差を軽減
HSM
hyper sonic motorの略称。高速で静寂なAFを可能にするモーター
DG
フルサイズとAPS-Cの両方で使用可能
EX
excellenceの略称。SIGMAの高級レンズの名称。最近のレンズには使われていない。